
自然栽培ってどんな栽培方法?
前回ご紹介した、栽培方法の違いに関する記事では、有機栽培や特別栽培など様々な栽培方法をご紹介しましたが、その中でも「自然栽培」は普段あまり目にする機会が少なく、聞きなれない方も多い農法かもしれません。今回は自然栽培とはどんな栽培方法なのか、より詳しくご紹介させていただきます。
「自然栽培」とは、「無農薬・無肥料」の栽培方法
自然栽培とは、簡単に言うと肥料・農薬をつかわない栽培方法のこと。
肥料・農薬に頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農法で、自然に負荷をかけることない永続的な農業方式です。
「有機栽培」とは違うの?
「なんとなく体に良さそう」そんなイメージを持たれる自然栽培。似たような栽培方法で「有機栽培」がありますが、自然栽培とはまた異なります。有機栽培は、化学肥料を使用していませんが、有機肥料は使っている点が自然栽培との大きな違いです。では自然栽培のメリット・デメリットにはどんな点があるでしょうか。
自然栽培のメリット
①環境負荷が少ない
農薬や化学肥料などの薬品は、農作物だけでなく、周囲の動植物や昆虫などの生物にも影響を与えます。
農薬や化学薬品を使わず自然と共存する自然栽培は、自然に負荷のかからない持続可能な栽培方法です。
②健康に良い
農薬や肥料を使用していないので、農薬によるリスクを減らします。肥料も使わないので、体内でニトロソアミンという強力な発ガン性物質に変化する硝酸態窒素の発生が少なくなります。さらに、無農薬栽培の野菜や果物は抗酸化作用や免疫力を高める効果のある成分=ファイトケミカルを多く含むので、自然栽培の農作物を摂取することは体の機能を高めることにつながります。
③作物本来の味が楽しめる
自然栽培は農薬や肥料の力に頼らず、自力で成長しようとする力によって育ちます。自然環境の中で限られた栄養源を効率よく吸収して育とうとし、力強く栄養を蓄えます。そのため作物本来の味をしっかりと感じられて美味しいといわれています。
自然栽培のデメリット
①収穫量が少ない
人の手を加えることが少なく、自然のサイクルに任せて作物を成長させる自然栽培は、肥料を使う栽培方法と比べて成長スピードは遅くなります。そのため収穫量はほかの栽培方法に比べて格段に少なくなります。
②流通量が少ない、価格が高め
収穫量が少ないことに加えて、自然栽培は従事する農家が少ないので、流通量がきわめて少なく、必然的に価格が他より高めです。
「自然栽培」の選び方
自然栽培は環境に優しく、作られた野菜や米は安全でおいしいです。ただし、自然栽培は、自然にまかせて栽培するため、各農家で自然の定義が異なり、その方法は様々。
「自然栽培」とついているからというだけでなく、自然栽培で選ぶときでも、生産者の方がどんな考え方でどんな栽培方法をとっているのかも気にかけてみてくださいね。
イミュテラス取り扱いの自然栽培アイテム
イミュテラスでは、自然栽培で育てられたお米や、自然栽培の原料で作られた調味料などを揃えています。どれも美味しく、体に、環境にやさしいものばかりです。生産者の方も皆さん自然と共存しながら、手間を惜しまず愛情をかけて育てていらっしゃいます。他ではあまり手に入らない貴重なアイテムもありますので、是非チェックしてみてください。
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